【シェア畑体験記②】初回講習会でウネ立て!わが家の畑デビュー!

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シェア畑の契約を終えて、いよいよ畑デビュー!
初回講習会では、スタッフさんに教わりながら土づくりやウネ立てに挑戦しました。
初心者でも安心して取り組めるサポートや、実際にやった畑づくりをレポートします!

はじめての講習会、ついに畑デビュー!

9月初週、ついに待ちに待った初回講習会の日がやってきました。
朝から空は雲ひとつない快晴。
「早く畑に行きたい!」と張り切る大人の声とは対照的に、「えー、畑行くの?」とテンション低めな子どもたちの声。先行きが少し不安ながらも、家族全員で出発しました。

畑に着くと、すでに他の利用者さんが作業の真っ最中。
静かに野菜と向き合う人、談笑しながら作業を進める人。
それぞれが自分のペースで楽しんでいる様子がとても印象的でした。

アドバイザーさんに挨拶をすると、にこやかに迎えてくださって一気に緊張がほぐれます。
「今日はシェア畑に来てからの流れを知ってもらって、ウネ作りを中心に進めていきましょう!」
その一言に、いよいよ畑デビューが始まる実感が湧いてきました。

畑のルールと準備

畑のルールと道具の使い方をレクチャー

講習会の最初は、畑のルールや設備の説明から。
共用道具の使い方や片付け方、水場の場所、今後のスケジュールなどを丁寧に教えてもらいました。
必要な道具は全て揃っていて、こんなに色々使うの?と思うと、手ぶらで来られる魅力を改めて実感しました。

「この道具は自由に使って大丈夫ですよ」
「分からないことがあったらいつでも聞いてくださいね」

そんなアドバイザーさんの言葉に、初心者の私たちもホッと一安心。

子ども用の道具に目がキラキラ

さらに嬉しかったのが、子ども用の小さめなスコップや、小さなジョウロ・シャベル・バケツなどが揃っていたこと。
子ども用の道具たちを見た末っ子の目が一気にキラキラ…!
「ぼくのジョウロある!」と、すっかりやる気モードになっていました。

一緒に畑作業を楽しめるように、小さな子ども向けの道具も用意がありました!

土作り・ウネ立てスタート!

そもそもウネって何?

「ウネ」とは、苗や種を植えるために土を盛り上げて作る“畑のベッド”のようなもの。
水はけをよくし、根がしっかり張る環境を整える大切な工程です。

今回は、区画内の土を耕し、肥料を混ぜ、ウネを立てるまでが目標です!

家族で挑戦!スコップと鍬で土と格闘

まずは、ものさしを使ってウネを立てる場所を決めて土を耕します。
スコップを土に対して垂直に差し込み、持ち上げるのではなくひっくり返す。
これが想像以上の重労働で、すぐに腕がぷるぷる…。

続いて、肥料を混ぜる工程へ。
肥料は全部で4種類あり、野菜に合わせてブレンドを変えるとのこと。
計量カップで分量を測りながら、アドバイザーさんの指示通りに混ぜ合わせます。
「入れすぎても足りなくてもダメなんですよ」と教わり、慎重に作業を進めました。

最後に、盛り上げた土を平らにならし、黒いマルチをピンと張って留めていきます。しっかり高さを作りながら、ウネの広さを確保するということが意外と難しく苦戦しました。

ウネが形になっていくたびに、家族みんなの顔が真剣になっていたのが印象的です。

マルチ(黒いビニールの素材)をピンと張って覆ったら、ウネの完成!

親と子どもが感じた“楽しさ”

子どもたちは最初こそ「暑い〜」「疲れた〜」と口にしていましたが、アドバイザーさんの手本を見てからは一変。
「ぼくもやってみたい!」と自らスコップや移植ごてを握り、土を掘るたびに歓声があがっていました。土の中から、野菜の根っこや石などが出てくると、まるで宝探しのように夢中に。たまに幼虫に出くわすと悲鳴が上がっていました。

一方で私はというと、土の匂いと手触りを感じながらの作業がとても気持ちが良く、家族みんなで一つのことに向かっている嬉しさを感じていました。
太陽の下で夢中になって作業する時間は、思っていた以上に心地よいものでした。

いつの間にか、気づいたら子どもたちだけで作業をしていました!

チームで作った畑のかたち

休憩を挟みながら、2時間ほどかけて3つのウネが完成!
アドバイザーさんから「きれいにできましたね!」とお墨付きをもらい、わが家なりに整った土の列を眺めて、思わず拍手。

大人も子どもも土まみれで汗だくでクタクタ!なのに、なぜか清々しい。
「自分たちの手で作った」という実感が、何よりのご褒美でした。

初めての収穫体験

長ナスと大葉の収穫に子どもたちもワクワク

この日、前の利用者さんが残してくれた長ナスを何本か収穫しました。
さらに、別の区画の方から「大葉がたくさんあるから持っていって」と声をかけてもらい、初めての“ご近所シェア”も体験。
大きく育っている株を前に、子どもたちは目を丸くして「うわー!大きい!」と大興奮。
思い思いに収穫の時間を楽しんでいました。

早速食べてみました!

持ち帰ったナスは揚げナスに、大葉と一緒に素麺に添えていただきました。
「これ、畑でとったやつだよね!」と長女はナスをパクパク。
野菜が苦手な長男と末っ子はまた次の機会で食べられるかな。

その日に収穫した野菜は旨味があって香りもよく、素朴ではありますが格別のお味でした!
新鮮な野菜を楽しむ中で、畑仕事の疲れがふっと消えていきました。

大葉と揚げた長ナスをトッピングした素麺

次回へのワクワクと、今回の気づき

はじめての畑作業を終えて感じたこと

正直、想像よりもずっと大変だったけれど、土を触って汗をかいて、家族みんなが同じ方向を向いた時間が新鮮でした。
「やりたくない」「虫が怖い」と言っていた子どもたちも、いつの間にか素手で土をいじり、「何植えるの?」と興味津々。

私自身も、畑にいるときは頭が空っぽになって、ただ“今この瞬間”に集中できた気がします。
忙しい日常の中で、こういう時間はとても貴重でした。

わが家にとっての“畑の時間”

この日の体験を通して感じたのは、畑は「作物を育てる場所」であると同時に、「家族の関係を育てる場所」でもあるということ。

子どもたちにとっては、初めての「自分で作る」体験。
大人にとっては、子どもの成長をそばで感じられる時間。
そして家族みんなにとっては、「一緒に汗をかいた記憶」という宝物。

次回はいよいよ、苗の植え付けと種まき。
このウネにどんな芽が出るのか、今から楽しみです!

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